現状報告

2016年4月18日

先日の記事の晩、さらに激しい本震が起きました。

今回の本震は自分は妻の実家で就寝中に被災しましたが、前回と比べ物にならないくらい長い時間続いた地震でした。

 

午前1時過ぎの地震後、周囲の荷物を持って家族で車で一晩を明かしました。その最中も大きな余震が続き、夜が明けるのが非常に長く恐怖を感じた一夜でした。

 

翌16日土曜日は日中は車に生活できそうなものを運び、その夜も車で過ごしました。その晩は激しい雨でした。

 

17日日曜日は断水(正確には濁った水は水道から出ますが)のため、近くのお店を回り2時間レジに並んでやっと飲用水が2L×6本買えました。おむつやミルクもなんとかなり、少し余裕が持てました。

 

18日月曜日は昼から医局の片付けをしました。医局の被災状況は凄まじく悲惨でした。夜中の誰もいない時間帯で幸いだったと言うべきでしょう。前震でぐちゃぐちゃになった医局員室はさらに荒れ、水道管からの水で床は水浸しでした。

実験室もフリーザーや顕微鏡は倒れたり、秘書室のドアは外れたりと・・筆舌に尽くしがたい惨状です。

落ちた時計と壁の時計がそれぞれ前震と本震の時間を指していました

。 

 

そんな状況でしたが、少しでも早く日常の生活に復帰すべく、向山先生の指示のもと片付けを行っています。

大きな余震が来たらと思うとぞっとしますが、必要な書類など持ち出さないといけないものも多く皆必死で頑張っています。

 

平穏な日常、そして家族とともに安眠できる夜のありがたさなど痛感しております。

被災された皆様、先は長く一歩ずつですが、電気もかなりの速度で復旧し、ガスや水道も徐々にその兆しがあるようです。

 

以下のURLは2011年3月11日東北大震災の2日前に放送開始された九州新幹線のCMです。

九州新幹線開業2011年180秒

震災当時は自粛されていましたが、youtube上で多くの被災者を勇気づけたといわれています。

今は運行できていませんが、またきっと。

頑張りましょう。



熊本大学医学部附属病院 腎臓内科 〒860-8556 熊本県熊本市中央区本荘1丁目1-1  TEL.096-373-5164

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